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NV200タクシー
導入企業の声 横浜市/アサヒタクシー

横浜市が導入をバックアップ
街のニーズに応えるNV200 バネット タクシー
横浜市/アサヒタクシー株式会社

横浜市が導入をバックアップ 街のニーズに応えるNV200 バネット タクシー

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会社プロフィール

  • アサヒタクシー株式会社
  • 神奈川県
  • 納車:2011年11月

  • 車種:NV200 バネット タクシー
  • ボディカラー:黒
  • 保有台数:1台

横浜市、ユニバーサル・デザインタクシーの導入促進を決定


横浜市健康福祉局障害福祉部障害福祉課長
佐藤友也さん

約370万人の人々が暮らす横浜市。高齢者や障害者も非常に多いこの街では、車イスの方にとって利用しやすく、外出に便利なユニバーサル・デザインタクシー(以下UDタクシー)の導入を求める声が数多くあった。「平成21年度横浜市障害者プラン(第2期)策定時のニーズ把握調査によると、障害者の生活における一番の困りごとは“外出が困難なこと”でした。横浜市では、障害者が外出しやすい環境整備を進めており、電車やバスを利用しにくい方々にとってどのような手段があるか検討していたところです。」横浜市健康福祉局障害福祉部障害福祉課長の佐藤友也さんはいう。

一方、神奈川県タクシー協会の役員であり、横浜市を中心にタクシー事業を展開するアサヒタクシー株式会社代表取締役社長の藤井嘉一郎さんも、昨年6月から、横浜市の生活交通ネットワークの中に福祉タクシーの導入計画を盛り込んでもらえるよう、市に対して積極的に働きかけを行なってきた。

こうした街の声とタクシー協会の要望を受け、横浜市では、UDタクシー導入促進のため、補助金交付事業を新規に事業化。国の補助金にあわせ、プラスαで補助金を出していくことになった。神奈川県のタクシー協会横浜支部に加盟している会社のタクシー台数は約4,800台だが、うち5%にあたる240台のUDタクシーを3か年で導入しようと計画している。「生活者のニーズに応えていくのが行政の役割ですし、国が立ち上げた新規の補助金事業を横浜市が後押しすることで、国・自治体・事業者が協働し合う仕組みになります。」横浜市都市整備局都市交通部都市交通課長の菅澤重之さんは、時勢の流れもぴったりだったと答えた。

横浜市都市整備局都市交通部都市交通課長 菅澤重之さん 横浜市都市整備局都市交通部都市交通課長
菅澤重之さん

福祉、子育て、旅行・・・、幅広く活用できるNV200 バネット タクシー

横浜市の補助金制度の施行に先駆け、アサヒタクシーでは昨年11月より日産のユニバーサル・デザインタクシー、NV200 バネット タクシーの導入を開始した。その理由を藤井さんは次のように語る。「まず、タクシー協会の役員として、NV200 バネット タクシーとはどんなタクシーなのかを検証したい思いがありました。また、当社では以前より『子育てタクシー』というサービスを行なっていたので、妊婦さんの送迎に便利で、ベビーカーも載せられるワゴン型タクシーに魅力を感じていました。さらに、当社をはじめ横浜のほとんどのタクシー会社で行なっている羽田空港の定額運賃送迎サービスが非常に好調なので、荷物がたくさん積め、福祉以外にも多彩なニーズに応えることができるNV200 バネット タクシーの導入を決めました。」

導入後は、車イスで通院される方はもちろん、お琴の先生が琴を積まれたり、海外に向かうプロサーファーがボードと一緒に乗ったり、利用シーンのバリエーションはますます広がっている。

アサヒタクシー株式会社代表取締役社長 藤井嘉一郎さん アサヒタクシー株式会社代表取締役社長
藤井嘉一郎さん

広々とした車内空間なのに、小振りで運転は楽々

実際に乗られたお客様の反応も上々だ。ベビーカーを折り畳まずに使える広さが気に入って、何度も利用される子ども連れのお母さんもいらっしゃるという。「空間が広く、車イスに乗った状態でも視界が確保できるので、非常に安心感がある。」と、菅澤さんも自らの試乗体験を振り返る。

さらに、NV200 バネット タクシーの担当ドライバー伊勢さんに聞いたところ、「思ったよりも小振りで運転しやすいです。ドライビングポジションが高く、セダンより小回りがきくのもいいですね。振動もそんなにないですし。」と高評価。「次も使いたいから名刺をください。」と、お客様に言われることもよくあると手応えを感じていた。

車イスに乗った状態でも視界が確保できる 車イスに乗った状態でも視界が確保できる

NV200 バネット タクシーのさらなる普及を目指して

使い勝手に優れたNV200 バネット タクシーだが、課題もあると藤井さんはいう。「月間で9割くらいは稼働していますが、普通のタクシーとしての認識はこれからです。通常料金にも関わらず、ワゴン型ゆえ料金が高いと勘違いされたり、介護タクシーだから普通の人は乗れないと思われたりすることもしょっちゅうですから。」

今は予約を頂いて稼動する割合が多いが、流しの仕事をもっと増やすことができれば、通常より稼げる車になる可能性があると、期待は大きい。外観を普通のタクシーらしいデザインにし、荷物マークや車イスマークをつけるなど、アサヒタクシーでは、多様なニーズに応えられるタクシーをアピール中だ。

多様なニーズに応えられるタクシーをアピールしている 多様なニーズに応えられるタクシーをアピールしている

横浜市とタクシー会社の連携は、次のステージへ

「横浜市では早くから、タクシー協会さんと一緒にUDタクシーの導入を検討してきたので、現在検討中の自治体からのお問い合わせが非常に多いです。タクシー協会さんの積極的な働きかけのおかげです。」横浜市都市整備局都市交通部都市交通課担当係長の橋詰勝彦さんは語る。一方、アサヒタクシーの藤井さんも「市が自らの事業として取り組まれた結果、こちらのお願い以上のことを実現していただきました。来年度からは、市のご協力のもと乗務員に対する本格的なバリアフリー研修もやっていきます。」と、乗務員のユニバーサル・デザイン教育にも力を注ごうと意気込む。「車イスの方やベビーカーを利用する子育て世代など、公共交通機関を使いづらい方々は、タクシーを利用したくてもセダン型タクシーには乗りづらく、外出を控えることがあると思います。しかし、街中にUDタクシーが走っていて気軽に乗れる状況であれば、どんどん外出していただけるのではないかと思います。」さらなるUDタクシーの導入に意欲を見せる佐藤さん。横浜市とタクシー会社の強力タッグは、NV200 バネットタクシーの普及に向け、今、大きな一歩を踏み出そうとしている。

乗務員のユニバーサル・デザイン教育にも力を注ごうと意気込む、代表取締役社長 藤井嘉一郎さん 乗務員のユニバーサル・デザイン教育にも力を注ごうと意気込む、代表取締役社長 藤井嘉一郎さん