社用車を導入するなら
レンタカーとカーリースのどちらがよい?違いや選び方を解説
社用車を導入する場合は、レンタカー・カーリース・購入など、さまざまな方法があります。特に、レンタカーとカーリースでは、どのような違いがあるかよくわからず、迷ってしまうことも多いでしょう。そこで、この記事では社用車を検討している法人に向けて、レンタカーとカーリースの違いやメリット・デメリットを解説します。社用車選びの参考にしてください。
レンタカーを社用車として利用できる?
法人でもレンタカーの契約は可能です。こちらでは、レンタカーとカーリースの特徴について、詳しく解説していきます。
レンタカーとは?
レンタカーとは、クルマを一時的に利用して返却するサービスです。法人での使用においては、出張先での移動手段として利用するケースが多く見られます。また、大きな荷物を運ぶ手段、大人数での移動用など、普段使用している社用車よりも大きなクルマが必要になったときや、いつもと違う場所での使用などに向いています。レンタカーは、料金を抑えるため基本的に新車の貸し出しはあまり多くありません。
よく似た言葉にカーシェアリングがあります。カーシェアリングとは、事前に会員登録したクルマを会員同士でシェアするサービスです。カーシェアリングでは、元の場所に返却する必要がありますが、レンタカーは別の営業所に返すことができるケースもあります。
レンタカーは基本的に、6か月ごとに点検を受けているので、安全な状態でクルマに乗れるのが特徴です。また、利用ごとにレンタカー会社が車内清掃を行っているため、いつでも清潔な状態で乗車できます。
カーリースとは?
カーリースとは、契約者とリース会社でリース契約を結び、事前に決めた契約期間においてクルマを借りられるサービスです。基本的には、契約者が選んだクルマを一定期間(契約期間)、月々定額で利用できます。毎月定額なので、クルマを購入するときのような頭金は不要です。
ナンバープレートはレンタカーのような「わ」ナンバーではありません。中・長期間の契約なので、自社のクルマのような使い方ができます。
レンタカーとカーリースの違いとは?
レンタカーとカーリースでは、以下のような項目において違いがあります。
契約期間
まず、大きな違いとして挙げられるのが契約期間です。レンタカーは、長期レンタルも可能ですが、基本的には半日・1日・1週間など、数時間から数日といった短期間のレンタルが多い傾向にあります。対して、カーリースは数か月から数年のように、中・長期間の契約期間であるのが特徴です。
レンタカーは一時的な移動手段や利用に向いていますが、約束の日時までに返却する必要があり、過ぎてしまうと延長料金を支払わなければなりません。一方、カーリースは自社の社用車のような使い方ができます。
費用
レンタカーとカーリースは、費用の仕組みも異なります。レンタカーは、時間や日数単位でレンタル料金を支払う仕組みですが、カーリースは、1か月単位で料金を支払う仕組みです。レンタカーは利用している時間のみの料金が発生しますが、カーリースは使っていないときの料金も発生するという違いがあります。
また、レンタカーは返却日時を過ぎると延長料金を請求されることや、ガソリンを満タンにして返却する必要があることも特徴です。
名義
車検証は、クルマを管理する所有者と実際に運転する使用者に名義が分かれています。レンタカーは複数の人が一時的にレンタルするので、名義は所有者も使用者もレンタカー会社となっているのが特徴です。
カーリースは、リース会社が契約者に変わってクルマを購入しているため、所有者はリース会社となりますが、実際に運転するのは契約者のため、使用者は契約者の名義になります。レンタカーとカーリースに共通しているのは、契約者が勝手にクルマを売買したり、譲渡したりすることはできないという点です。
車種
基本的に、レンタカーはレンタル会社が取り扱う車種の中から在庫があるものを選びます。一方、カーリースはリース会社が対応できる範囲内で、希望車種の選択が可能です。
ナンバープレート
レンタカーやカーシェアリングのクルマは、貸渡目的で使用されるため、ナンバープレートのひらがなの部分に「わ」や「れ」が割り当てられています。貸渡目的であると示すことには、盗難防止や識別の意図があります。カーリースは「わ」や「れ」以外のナンバーなので、社用車がレンタルか社用車かの区別はつきません。
燃料代
レンタカーは、ガソリンを満タンにして返却することが必要です。カーリースは必要なときに必要なだけガソリンを給油すればよいので、好きなタイミングで給油を行えます。どちらも、使った分だけのガソリン代を支払えばよいという点は共通していますが、カーリースは割引価格で給油できる特典が付帯しているケースもあります。
駐車場の確保
カーリースは購入車と同じような扱いなので、管理する駐車場が必要です。社用車として導入する場合で駐車場を新たに契約する際は、管轄の警察署で車庫証明を取得する必要があります。
一方、レンタカーはクルマを使用しないときは返却すればよいので、駐車場を契約する必要はありません。レンタカーを一時的に駐車する際は、時間貸しの駐車場を利用すればよいでしょう。
社用車としてレンタカーやカーリースを利用する場合は保険契約について知っておく必要がある
クルマの保険は法律で加入が義務付けられている「自賠責保険」と自賠責保険では補償されない部分をカバーする「任意保険」があります。レンタカーとカーリースは保険内容が異なるため、詳しく解説します。
レンタカーの保険
レンタカーは、自賠責保険と任意保険の両方に加入していることが多いため、費用を別で払う必要はありません。ただし、契約内容によって保険内容は異なっており、あらかじめ保険内容が決められていることが多い傾向にあります。そのため、自由にカスタマイズすることは難しいのが特徴です。レンタカーを契約する際は、保険内容をよくチェックしておきましょう。
レンタカーで事故を起こした場合は、レンタカーが稼働できない期間の休業を補償しなければなりません。レンタカー会社への休業補償の負担を軽くしたい場合は、オプションの休業補償免除を支払うと負担を減らせることもあります。
カーリースの保険
カーリースは、加入義務がある自賠責保険料が含まれていることが多い傾向にあります。自賠責保険は対人賠償のみの補償で、対物賠償やほかの補償はありません。
カーリースは多くの場合、任意保険付きのプランを除き、基本的に任意保険がついていません。任意保険は、自賠責保険では補償されない部分をカバーする保険です。万が一に備えて、契約者本人が任意保険に別途加入する必要があります。
レンタカーを社用車にするメリット
レンタカーでは、以下のような費用がかからないため、維持費を削減できるというメリットがあります。
- ・新規登録諸費用(含む重量税、自賠責保険)
- ・自賠責保険料
- ・自動車税
- ・任意保険料
- ・点検費用
- ・メンテナンス費用
- ・車庫証明が必要な場所の駐車場費用
上記に加え、車検や修理の手間が省ける、必要なときにだけ使えるという点もメリットといえるでしょう。急に必要になった、荷物が大量にあるときだけ使いたい、出張先で必要になったなど、さまざまなシーンに対応できます。
カーリースのような審査がないため、即日の利用も可能です。カーリースは、中・長期間の契約となりますが、レンタカーは1週間や1か月などの短期間利用ができるので、必要なときのみ借りられます。
レンタカーを社用車にするデメリット
レンタカーでは、希望の車種が選べない場合や、希望の車種がほかの人に借りられてしまっている場合があります。長期契約の際は、割高になるケースもあるので注意が必要です。また、保険の内容が決まっていることが多く、保険適用の範囲が限られる場合があります。
利用料金は一括で支払うのが基本です。月単位で借りた場合は、レンタカーの方が料金は割高になりやすいです。
社用車をカーリースにするメリット
レンタカーとは異なり、カーリースは予約する必要がありません。リース期間中は急にクルマが必要になっても慌てずに済みます。自社のクルマのような使い方ができるので、荷物を積みっぱなしにできるのも大きなメリットといえるでしょう。
また、レンタカーはレンタカー会社が保有する車種の中から、在庫があるクルマを選ぶ必要があります。一方で、カーリースはリース会社が対応可能な範囲の中から、好きな車種、カラー、グレードを選べます。月々の支払いは定額なので、経費処理がしやすい点もメリットです。月単位になるとレンタカーより安い場合があります。
社用車をカーリースにするデメリット
カーリースでは、リース代以外にも以下のような費用がかかります。
- ・新規登録費用(含む、重量税)
- ・自動車税
- ・自賠責保険(対人以外)と任意保険費用 ※契約プランで異なる
- ・点検費用
- ・メンテナンス費用
- ・車庫証明が必要な場所の駐車場費用
- ・車検費用
一般的に、1年以上の契約が必要になるため、基本的に途中解約はできません。走行距離の上限を超えた場合や、傷やへこみをつけたときに追加料金が必要になるケースもあります。また、支払い能力の審査があるため、落ちた場合は利用できない点もデメリットといえるでしょう。
カーリースでは審査、契約、車庫証明の提出などが必要となるため、レンタカーに比べて納車するまでに時間がかかります。
社用車を導入するならレンタカーとカーリースのどちらが向いている?
「レンタカーとカーリースのどちらが向いているかわからない」というケースも多いでしょう。そのようなときは、以下を参考にしてください。
レンタカーに向いている法人
レンタカーに向いている法人の特徴は以下のとおりです。
- ・突発的にクルマが必要になることがよくある
- ・繫忙期・閑散期などにムラがあり、クルマの利用が限定的である
- ・短期間の利用を予定している
- ・契約期間の見通しが立たない
- ・社用車の適正台数を把握するため、利用状況が知りたい
- ・契約、車検、修理などの手間を省きたい
- ・都心部に法人があり、バスや電車が手軽に利用できる
- ・業績が安定していない(レンタカーは解約が簡易で、違約金も必要ないため向いている)
カーリースに向いている法人
カーリースに向いている法人の特徴は以下のとおりです。
- ・一定期間の利用見込がある
- ・予約や突発対応の工数を削減したい
- ・月の費用負担を把握して運用したい
- ・車種、カラー、グレードなどにはこだわりたい
- ・購入したクルマのような使い方をしたい
- ・すでに駐車場がある
- ・社用車がレンタカーであることを知られたくない
社用車向けのレンタカーやカーリースの選び方と注意点
法人向けのレンタカーやカーリースを選ぶ際は、以下のような選び方を参考にしましょう。加えて、注意点についても解説します。
利用目的を明確にする
社用車を検討する際は、事前に用途や目的に合わせ、大きさや運転のしやすいクルマを見きわめておく必要があります。荷物を運ぶことが目的なら、荷室スペースの大きさなども把握しておきましょう。長距離を運転する場合は、乗り心地や走行音もチェックすることが必要です。業務に応じてどのくらいの乗車人数が必要になるかも確認しておきます。
費用
レンタカーやカーリースは会社によって選択肢に幅があるので、いくつかの会社で車種、プラン、利用料金などを比較するとよいでしょう。レンタカーは、ハイシーズン時に特別料金が発生することがあるので注意が必要です。長期間借りる場合は、カーリースに比べてレンタカーが割高になるケースもあるので、期間を想定した比較が必要になります。
特典やキャンペーンなどでお得になるケースもありますが、総合的に考えると費用はたいして変わらないケースもあるので注意しましょう。
車両装備
レンタカーもカーリースも大半の場合は、カーナビやETCなどが標準装備されています。ただし、オプションになっているケースもあるので注意が必要です。
レンタカーの場合は、スタッドレスタイヤ、タイヤチェーンなどがオプション予約になっていることがあります。カーリースでは、契約時にオプションで装備を付けられることがあるので、必要な車両装備がついているかを事前に確認しておきましょう。
保険・サポート内容
保険・サポート内容は事前に調べ、複数社で比較検討しておきます。多くのレンタカー会社では、基本補償として対人・対物賠償が無制限となっていますが、十分でない場合は、任意保険のオプションに加入することも必要です。カーリースは多くの場合、任意保険を自社で加入する必要があります。
カーリースでは、走行距離によるメーカー保証を受けられることがあるので、保証内容についてもチェックしておきましょう。
店舗やメンテナンスの場所
トラブルが発生したときは、店舗に行く必要があります。オフィスから近い場所に店舗があれば、いざというときにも慌てずに済むでしょう。レンタカー会社がオフィスの近くにあれば、クルマを取りに行く手間もかかりません。
カーリースは、定期的に車検やメンテナンスを受ける必要があるので、提携している整備工場の多さや場所によって利便性に差が出ます。
まとめ
社用車を導入する際は、購入のほかにレンタカーやカーリースなどの手段もあります。今回は、レンタカーとカーリースの特徴、違いなどを解説しました。契約する前には、それぞれのメリット・デメリットや、保険の補償内容などを知っておく必要もあります。解説した内容を参考に、自社にあったクルマ選びをしてください。
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